皇帝(カイザー)の朝食は、どんなものだったでしょう?まずカイザーセンメルと呼ばれる丸いプチパンです。中心には渦巻きの切り込みがあり、パリッと香ばしい香りがします。あるいは甘味のある生地やブリオシュ生地を使った三日月形のキプフェール。いずれもウィーンでは伝統的に、バターやアンズのマーマレードとともに供されます。
パルメンハウスのテラスでは、皇帝の居城ホーフブルク王宮と王宮庭園を眺めながら、リラックスした気分で朝食をお楽しみください。ガラスとスチールの建築は1901年、フリードリヒ・オーマンの設計で建てられ、典型的なユーゲントシュティルの特徴を示しています。 やや肌寒い日には、建物内部でお寛ぎください。椰子の木などエキゾチックな植物に囲まれて、亜熱帯の暖かさが快適です。建築家チーム「アイヒンガー・オーダー・クネヒトル」が設計した内装は、歴史的部分と新建築を見事に融合させたものです。
「カフェ・グロリエッテの朝食」では、豪華なシェーンブルン宮殿ばかりでなく、広々とした庭園も一望することができます。グロリエッテのテラスから眺めると、泉水の彼方に、幾何学模様の絨毯のようにカラフルな花壇が広がり、その背後では皇帝家の夏の離宮である豪華な宮殿が、パノラマの見事な焦点となっています。
グロリエッテは1775年に、バロック宮殿と庭園を締めくくるアクセントとして建てられたもので、1780年には中央部にガラスが入れられました。 フランツ・ヨーゼフ皇帝は、毎日ここで朝食を取るのを好んでいました。これに因んでカフェでは、週末に特別メニューが供されます。
カイザーセンメル、キプフェール、バター、ママレードからなる「皇帝の朝食」と、ケーキとスミレの砂糖漬けからなる「シシィの朝食」です。いずれも、事前の予約が必須です。
Palmenhaus
パルメンハウス
1区, Burggarten,
Tel. +43–1–533 10 33-0,
www.palmenhaus.at
3月~10月:毎日10-2時, 11月~2月:水曜、木曜 10-24時, 金曜、土曜10-2時, 日曜 10-20時
Café Gloriette
カフェ・グロリエッテ
13区, Schlosspark Schönbrunn,
Tel. +43–1–879 13 11
www.gloriette-cafe.at
毎日9時から日没まで。

